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「琉球古典音楽野村流松村統絃会 第30回 琉球音楽演奏会「欽定工工四150年〜御恩 音に込めて〜」 2019年4月7日、黄金ホール(南風原町)

更新日:2023年7月15日


松村統絃会は講演会などで何度か名前を聞いたことがあったのですが、演奏会は初めて聞きました。踊りなど大勢の賛助出演も加えた豪華な舞台でした。私が最も感心したのは創作舞踊や創作歌舞劇でした。宮城竹茂という方が脚本を書いたり作曲をされています。

創作舞踊「かせかけの想い」は古典舞踊「かせかけ」にオリジナル曲やセリフ、つらねを加えたものです。当銘由亮さんが二枚目役で賛助出演され、金城光子さんと手堅い演技・踊りを見せてくれました。(思わずスリスリ手堅いと歌ってしまった「暁でーびる」リスナーです)たまたま前日に阿嘉修さんによる伝統的な「かせかけ」を観ましたが、この日の創作舞踊は別の作品といってもいいほど、解体・再構成されており素晴らしいと思いました。



おなじく創作舞踊「仲村渠節」では佐辺良和さんがソロで踊られました。たまたま前日には佐辺さんの軽やかな女踊「本嘉手久」を見ていました。この日は漁師に扮し、打って変わったきりっと凛々しい踊りを見せてくれました。網を打つ場面では途中にもかかわらず拍手が沸いていました。

この「仲村渠節」では宮城竹茂さんが歌三線(独唱)を務められました。この方は素人の斉唱のときも他の20名をまとめたより大きな声が出ており、三線の音も大きくとても目立っていました。


最後の演目である創作歌舞劇「首里天加那志御奉公~御殿山編~」はシリーズ3部作の2作目。宮城竹茂さん、宮城嗣周さん作曲のオリジナル曲をふんだんに使って、歌あり、踊りあり、芝居ありの壮大な絵巻でした。3部作完成のおりには通しで見てみたいものです。

この方、宮城竹茂さんですが。天才ではないでしょうか。



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